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仮説思考とは?具体的な考える手順を解説!

  • 「自分で考えて物事を実行するのが苦手、、」
  • 「そもそも何をどういう風に考えれば良いのかわからない、、」

こんな風に感じたことはありませんか?

情報過多の現代では、すべての情報を鵜呑みにしたり、答えを提示してもらってから動くようでは大きな成果をあげることはできません。

そこで今回は思考術の基礎である仮説思考について解説していきます。

  • 「指示待ち人間をやめて自分で考えれるようになりたい!」
  • 「どんどん良いアイデアを出せるようになりたい!」

という場合はぜひ最後まで読んでみてください。

それではいきましょう!

仮説思考とは

仮説思考とは、限られた少ない情報から最も可能性の高い結論を設定し、検証、実行、修正する考え方のことです。

主にビジネスの場面で使われるがことが多いですが、プライベートなど普段の生活の中でも使える考え方です。

仮説思考ができるようになるとどうなる?

なんと言っても仕事の生産性が劇的に上がるのが一番のメリットでしょう。

なぜなら、冒頭でもお伝えしたように仮説思考は完璧に情報が手元にない段階で結論を出せるので、行動までのスピードが早くなります。

さらに気合いやあてずっぽうで行動するのではなく物事の関係性を考慮した上での結論なので適当に考えるよりも結論の質が良くなるからです。

ちなみに仮説思考の対比でよく用いられるものに網羅思考という考え方があります。これは読んで字のごとく情報を網羅的に集めてから結論を出す考え方です。ただ結論を出すまでにかなりの時間がかかるので基本的におすすめしません。

仮説思考の具体的なやり方を4ステップで解説!

1、状況整理  

状況整理のフェーズでは、問題や課題の背景について考えます。ここでの注意点としては「やみくもに情報を集めない」こと。

なぜなら、仮説がない段階で情報収集をはじめると際限なく情報を集めて時間が膨大にかかる割に大した結論を導き出せないです。

まずは今ある情報をもとに仮説を立ててみましょう。もし今ある情報だけでは十分な仮説が立てれない場合は、何のために情報収集するのか?という問題発見のための仮説を立ててから逆算的に情報を集めましょう。

2、仮説の設定

仮説の設定フェーズでは、課題に対して「So What?(だからなに?)」と「Why so?(なぜそう言える?)」を自ら問い続けていくことで課題の深掘りを行なっていきます。

これを行わず表面的で抽象的な課題のままだとそこから導き出せる仮説も表面的で抽象的なものに終わってしまい結果的に成果につながりません。

3、仮説の実行・検証

仮説の実行・検証フェーズでは、先ほど設定した仮説が正しいかどうか検証していきます。実際に行動してみるのが最適ですが、リスクがともなう場合はそうもいかないので、定性データと定量データの両面から検証していきます。

定性データとは、数値化できない情報でお客さまへのヒアリングやインタビューなどから収集していきます。定量データとは、数値化できる情報で実験の結果やレポート・論文・アンケート調査などから収集していきます。

4、仮説の修正

仮説の修正フェーズでは、検証結果に基づいて仮説を修正していきます。

基本的に立てた仮説が一発で当たることはそれほど多くないので仮に外れても落ち込んだりする必要はありません。仮説が間違っていた場合、立てた仮説と分析結果のつじつまが合わなくなっていくため間違いに気づきます。

間違いに気づいたらそれをもとに新たに仮説を立てて…とサイクルをぐるぐる回していくことで精度が上がっていくのでめげずにどんどんサイクルを回していきましょう!

仮説思考の精度を上げるポイント

自分の中の引き出しを増やす

筋のいい仮説を立てられるかどうかはその分野の「知識」や「経験値」+「仮説思考の経験値」に依存します。なので、普段から自分と関わりのある分野の知識を入れたり、たくさんの挑戦をして経験値を増やしておく必要があります。また、自分と関わりのある分野に関わらず日々の生活の中でもあらゆる場面で仮説思考を駆使することで知的センスが磨かれていきアナロジー的に他の物事にも転用させることができるようになるため思考の精度がどんどん上がっていきます。しかし、最初は見当違いの仮説を立ててしまうことはよくあります。なのではじめのうちは、あまり筋の良さにこだわりすぎずどんどん仮説を出して実行してみましょう!(ベストよりベターを実行せよ!)

バイアスに気をつける

バイアスとは「思考の癖や偏り」のことを言います。有名な言葉で「私たちは、何かが事実であって欲しいと願うときは、〝なんとかしてこれを信じられないだろうか?〟と考え、それを受け入れる口実を探そうとする。逆に何かが事実であって欲しくないと願っているときは、〝どうしてもこれを信じなくてはならないのだろうか?〟と考え、それを拒絶する言い訳を探そうとする」というものがあります。これは仮説思考の際かなりの確率で起こります。なので、仮説を検証しているときに「自分の仮説を裏付ける情報ばかり都合よく集めていないだろうか?」を常に気をつけるようにしましょう。ベストな方法としては、「反対意見についても調べる」ことですね!

まとめ

仮説思考は一朝一夕で身につくものではありませんが、一度身につけてしまえば人生において絶大な効果を発揮してくれます。周りよりも頭一つ抜きん出て大活躍できるように日頃から頑張っていきましょう!