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メタ思考とは?鍛えるにはどうすればいいの?

  • 「物事を俯瞰的に捉えることが苦手、、」
  • 「論点がズレているとよく言われる、、」

こんなことで悩んでいませんか?

このような人は基本的に具体的な一点に捉われて多角的にアプローチすることが苦手な人です。

そこで今回は物事を俯瞰的に捉える考え方「メタ思考」について解説していきます。

  • 「仕事で自分から良い提案をできるようになりたい!」
  • 「問題解決能力を高めたい!」

という場合はぜひ最後まで読んでみてください。

それではいきましょう!

メタ思考とは

メタ思考とは、一段上の視点から俯瞰して物事を捉える思考法です。

現代はとても変化の激しい時代で、特にビジネスの世界ではVUCAの時代と言われています。

VUCAとは、

・Volatility(変動性)

・Uncertainty(不確実性)

・Complexity(複雑性)

・Ambiguity(曖昧性)

これだけ変化が激しく複雑な環境では問題もより多く複雑に湧き起こってきます。(ただでさえビジネスは問題解決の連続と言われています、、)

しかし、企業であろうと個人であろうと皆それぞれリソースには限りがあります。

その限られたリソースの中でこれら全ての問題を解決するのは現実的に無理がありますし、ただの自爆行為ですよね。(砂漠に水を撒くようなもの)

つまりここで重要なのは、限られたリソースをより成果につながるところに集中投下することです。そしてこの〝成果につながるところ〟を見極めるために必要なのが「問題設定力」です。

この「問題設定力」とは、問題を解く前に〝そもそも解くべき問題を定める力〟のことを指します。例え目の前の問題を解決できたとしても、それがあまり成果につながらない問題だった場合そもそも問題を解決する意味がありません。一般的には「問題解決力」が大事だと言われますが、それ以上にこの「問題設定力」が重要になってきます。

そして、この「問題設定力」を養うための最も基盤になるスキルが今回ご紹介している〝メタ思考〟になります。

これができないとAIに仕事を奪われる危険性があるのでぜひこの機会に身に付けたいですね!

メタ思考を鍛えるにはどうしたらいい?

ここではメタ思考と鍛える下記2つの方法をご紹介します。

1、「Why」で本当の目的を再確認する

2、アナロジー思考で抽象化と応用力を磨く

それぞれ詳細に解説します。

1、「Why」で本当の目的を考える

先ほどお伝えしたように物事(特に問題解決)を考えるときは「問題解決力」より「問題設定力」の方が重要です。

そしてこの問題設定をする第一ステップとして行うのが、「Why」で抽象度を一つ上げ「そもそも本当の目的はなんだっけ?」と考えることです。

ここでは具体例を交えてご説明します。

20世紀初頭T型フォードを大量生産という形で世の中に出し、自動車を普及させたヘンリー・フォードは、「もし顧客に何が欲しいのかを尋ねたら、〝もっと速い馬が欲しい〟と答えただろう」という有名な言葉を残しています。

この例をここまでの解説に当てはめると、現状の問題は「もっと速い馬が必要」ということ。これをそのまま「問題解決」した場合「どうすればもっと速い馬を生み出せるか?」という方向で思考が進みます。しかし、「Why」で一度本当の目的を考え直してみると本当に必要なのは「より速く安全に移動できる方法」になります。ということはつまり「より速く安全に移動できる」のであればその手段は馬である必要はないことに気づきますよね。

このように「〝本当の目的〟は何か?」を常に考えるクセをつけることでその物事を俯瞰的に捉えることができるようになります。

2、アナロジー思考で応用力を磨く

アナロジーとは「類推」のことで、「類似のものから推測する」考え方をアナロジー思考と言います。また複数の事象の共通点を見つけることなども指します。

このアナロジー思考ができると大きなメリットがあります。

例えば以下のようなものです。

・幅広い、斬新なアイデアを出せるようになる

基本的に人は思考するのが苦手です。そういう人たちはほとんどの場合「パクリ」に走ってしまいます。つまり「具体」→「具体」といった感じです。

しかし、アナロジー思考ができる人は「具体」→「抽象」→「具体」といったように具体的な事象をそのまま他の具体に横流しするのではなく、一度「抽象化」して一定の法則にした後、他の具体に転用させることができます。

こうすることでビジネスシーンであれば他の業界から得たヒントを自分の業界に転用させるなどして、普通の人では思いつかない面白く斬新なアイデアを出せる確率が高まります。

・応用力が身に付く

先ほどと被る部分もありますが、ほとんどの人は「言われたこと」「知っていること」「目に見えること」の範囲でしか思考出来ませんが、アナロジー思考ができる人は物事の目に見えない関係性や構造を理解できる上、日々あらゆる物事を抽象化して自分の中で法則をストックしているので、前例がない問題や複雑な問題でも多角的にアプローチができます。まさに応用力の高い人ですね。

アナロジー思考のやり方をしては、上記でも触れましたが、物事を抽象化したり、複数の事象の共通点を発見することで一定の法則を作り出し、

その一定の法則を他の物事に当てはめて最適解や新たなアイデアを生み出していきます。

アナロジー思考は日頃からどれだけ物事を抽象化して自分の中に法則をストックしているのかが精度を決めるので普段から意識的に使うようにしましょう!

まとめ

上記でも書きましたが、問題解決において重要なのは「問題解決能力」よりも「問題設定能力」です。

そのための基盤となるのが今回ご紹介したメタ思考になりますので、

ぜひ普段から意識的に使うようにしてみて下さい。