「この人の説明わかりやすいなぁ」
そんな風に感心したことはありませんか?
同じ内容なのにわかりやすい人、わかりにくい人を分けているのは「伝える」スキルです。
「伝える」と聞くと簡単そうに感じますが、本当の意味で相手が理解、納得するように伝えるのは意外に難しいものです。
そこで今回は簡単そうで難しい、でも習得するとかなり使えるスキル「伝え方」について解説していきます。
「〇〇さんの説明すごく分かりやすいです!」
「〇〇さんのおかげで理解できずモヤモヤしていたのがスッキリしました!」
そんな嬉しい褒め言葉をたくさんもらいたいなら必見の内容になっています。是非最後まで読んでください!
それではいきましょう!
【重要】「伝える」の定義
まず初めにとても重要な「伝える」の定義について説明します。
「定義?そんなのいいから早く具体的な方法を教えて!」と言いたくなる気持ちはとてもわかりますが、ここがズレていると全てが崩れてしまうので必ず読んでから次の章にいくようにしてください。
では早速いきますが「伝える」とは、「相手に伝えた」ではなく「相手に伝わった」がゴールになります。もう一度言います。「伝えた」ではなく、「伝わった」です。OKでしょうか?
この前提を常に頭において具体的なコツを読むようにしてください。
「伝える」スキルを上げる4つのポイント
1、話し出す前にまずは内容を整理する
伝えることが苦手な人は思いついたことを次々に口に出してしまいます。
プライベートの会話ではそれでもいいかもしれませんが、ビジネスシーンでそれをしてしまうと間違いなく煙たがられるので改善する必要性があります。
しかし、いきなりロジカルに完璧な伝え方はできないと思いますのでまずは一度冷静になって「誰に」「何を」「何のために」伝えるのかを整理してから相手に話しかけるように意識してください。
緊急事態やパニック状態の時は特にこの傾向が強くなるので、心当たりがある場合は普段の会話から気をつけましょう!
2、相手の前提を理解する
1は大前提として、ここからはもう少し具体的なポイントについて触れていきます。2つ目は「相手の前提を理解すること」。人はそれぞれ主観があり、その主観はその人の知識や過去の経験などをベースとした解釈から成っています。
なので、基本的に相手と自分は見えている世界が違うということを頭において「相手はどこまで知っているか?」を考える必要があります。
この部分がちゃんと噛み合っていないと上手く会話できないので必ず意識しましょう!
3、結論から話す
これはよく言われることですが、実際やろうとすると案外難しいものです。
上手くできない要因は1ができていない、つまりそもそも自分の中で結論が何なのか明確になっていないということです。
話し出す前に「結局何が言いたいっけ?」と状況を俯瞰して整理してから結論ファーストで話すようにしましょう。
4、主語・述語をハッキリさせる
会話、文章は主語と述語から成っています。主語は動作、状態の主体のことで、「誰が」「何を」などに該当します。
述語は主語の動作、性質、状態、作用を表す言葉で、「どうした」「どんな」などに該当します。
「帰ってきた」では、「誰が?」とツッコミたくなるように主語と述語を上手くセットにできないと話が極端にわかりづらくなります。
これも「相手が理解してくれるだろう」と心のどこかで思っているためにやってしまいがちです。
主語と述語はセットでなるべく近くにすることを意識しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ここまでの内容をまとめると、、
「伝える」とは「伝えた」ではなく、「伝わった」がゴールである
「伝える」スキルを上げる4つのポイント
1、話し出す前にまずは内容を整理する
2、相手の前提を理解する
3、結論から話す
4、主語・述語をハッキリさせる
自分の主観から抜け出して、相手の主観に入ることが重要ですが、実際やってみると「結構難しい」というのが現実です。
まずは口に出す前に一度頭の中を整理する癖をつけるところからやってみましょう!